趣味なのに…… ― 2007/03/02 22:52

本屋が好きです。
本屋にいれば、何時間でも時間をつぶせます。
小説やマンガの立ち読みもしますが、洋裁や手芸や料理やガーデニングなど、趣味のレシピ本などを立ち読みするのが大好きです。
が。
今日は本に負けました……。
読みたくなくて目が拒否しました……。
今家を建てようとしているの訳ですが、明日にはもう施工会社と契約、という段階に進んでいます。
で、「今更だけど、「成功する家造り」とか、「素敵なエクステリア」とか、「ナチュラルガーデニング」とか、「あなたらしいインテリア」とか、その手の本を読んでおこうかな。コーディネイターさんとの打ち合わせの時に「こういうのが好きです」って示せた方が良いし」と思い、その手のコーナーに向かったのです。
私はこの手の本が大好きです。
エクステリアの本もガーデニングの本も何冊か持ってます。ディノスのインテリア特集も捨てずに取っているタイプです。マンションのチラシの間取りを見るのが大好きで、1人で眺めてうっとりしています。
「今更だけど」じゃなくて、読みたいからそのコーナーに向かったんです。その筈だったんです。
なのに眼が拒否しました……。「うわっ!もうこれ以上目を通すのはイヤ!」って……。
……義務感が生まれてるんでしょうか。
「ちゃんとした家を造らないと」と、変な強迫観念が生まれてるんでしょうか……。
本に負けたのは初めてです……。
すごいショックでした……。
大まかな見積もりを出してもらいました ― 2007/03/03 21:23

明日とうとう契約で。
契約のためにはどの位の予算で家が建つのかを出さないければいけなくて。
まだプランだって変更になるだろうし、壁紙も外壁も風呂桶もキッチンも何も決めてないのに一般的な建材や什器を入れて、大まかな見積もりを出してもらいまして。
今日はその説明を聞きまして。
納得したなら明日は契約です。
ところがリトルハートな犬吉はドキドキして溜息ばかり。
見かねたパパ吉が「帰りにお母さんのところに寄って、見積もり見てもらって、これで大丈夫かどうか訊いてみたら?」と。
うちのばば吉は賃貸業をしているので、こういう作業に馴れているのです(もっとも一般家屋ではないので、予算の額が違いますが)。ということで、ちょっと行ってみました。
行って、ひたすら今日おうち屋さんがしていた話をしてきました。
地盤調査の話から、家のプランの手直しして欲しい場所の話とか、予算の話とか、建材の話とか、エクステリアの話とか……。
私は何かに憑かれたように1時間も話していました。「ここは直した方が良いとか、この予算は多すぎるとか、なにかアドバイスとかはない?」と途中で訊くのですが、ばば吉はただ聞いているばかり。
そうして最後に、「予算のは多少かかっても、自分達で納得のいく物を造ってもらった方が良いよ。あんた達にはあんた達のイメージがあるだろうし、使い勝手は人によって違うんだから」とだけアドバイスしてくれました。
パパ吉に「パパ吉は何か聞きたいこととかなかったの?パパ吉がこっちに来ようって言ったのに、私ばっかり喋ってさ」と訊いたら。
「犬きっちゃんが喋ることによって、自分で自分を納得させたんならそれで良いんだよ」
……きっと、ばば吉も同じ気持ちで聞いてたんだろうなぁ。言われてみて初めて、自分がずいぶんすっきりと落ち着いていることに気がつきました。
なんだかしみじみとありがたかったです。
契約してきました! ― 2007/03/04 20:57

といっても、これからが長いんですが。
契約っていうとなんかすごい色々決まってハンコ押したらすぐ家がうちに来るみたいなイメージだったんですが、これから打ち合わせを1~2ヶ月くらいして、申請を出して、基礎を打って、基礎のコンクリを乾かして、それから家を建てて、内装をして、エクステリアを造ってから引き渡しなので、早くても引き渡しは10月末らしいです。
で、最初「契約だけだから、1時間ぐらいで済みますよよ」ということだったので、夕方いとこの結婚報告会が横浜であるのですが、まぁ大丈夫だろうとお昼に予定を入れていたのですよ。
が、契約書(10ページくらいある)の全ての項目を読み合わせて、具体例を出されて、納得したら次の項目を読んで……とやってくので、契約書の読み合わせだけで1時間半かかり、「後は署名とハンコをいただくだけですのですぐです」という段になってほっとしたら。
……まぁあるある……。家の契約書、エクステリアの契約書、個人情報保護法の説明を受けましたの署名捺印、リサイクル法についての説明を受けましたのハンコ、なんたらのハンコ、かんたらのハンコ……。10個くらいハンコ押した!?全部に名前と住所も書いて。しかもダンナと私のW名義だから時間かかるかかる……。
しかしおうち屋さんは手慣れています。
「わっしょい」「わっしょい」「わっしょい」と書類を差し出して、署名するところを開いて、ハンコつくと朱肉をぬぐって、新しい書類を出して……。
もうね。超流れ作業ですよ。
……あれだけ流れ作業だと、「契約するなんてドキドキする!」とか言う暇もないっす……。
……それが良いのか?それがかえって良かったのか?
なんかハンコ押し終わって急いで報告会に行こうとしたら花束を渡されて「ご成約おめでとうございます」とか言われたのですが、めでたいのはおうち屋さんにとってであって、うちはこれからが本当の戦いですヨ……。
とうとう無限ループに突入です。 ― 2007/03/05 23:12

なんか全然知らなかったのですが、おうちのお金を払うシステムって、契約する時に全部の工事代金の1/4を、資材を発注するときに1/4を、棟上げの時に1/4を、引き渡しの時に1/4を払うんですって。
もちろんこのお金はローンを組んで払うんですが、だから私はお金ってのはローン会社が一括で払って、そのローン会社に私らが毎月毎月35年かけて返していくんだと思ってたんですよ。
でもそうじゃなくて、実は4回に分けて払う物なんですって。で、頭金として用意していたお金を最初の支払いに使ったり、金利がちょっとでも安いときにローンを組むために、2回目・3回目はローン、4回目は現金、とか選べるんですって。(もちろん2・3・4回目はローンっていうのが普通ですが)
でも1回目の支払いの時はまだ契約段階だから、どんな家をいくらかけて建てるのかは全く決まってないし、ローンだって組んでないじゃないですか。だから、うちらのお願いするおうち屋さんは1回目のお金はものすごくリーズナブルな金額になっていて、その残りは2回目の支払いにくっつけてくれるんですって。もちろん、一括で払えるような金額です。
で、昨日契約をしたので、今日第1回目のお金の支払いな訳です。
……とうとう無限ループのローン地獄に突入です……。
(イヤ、実際には生きてる間に完済する予定ですが……)
実印を作ってきました ― 2007/03/06 20:43

今まで、必要もないので作らずにいましたが、どうやら作らなければいけない時が来てしまいました。そりゃそうです。家建てるんですから。
家は、取りあえず2人名義で建てよう、ということになっていました。最初の時から。
で、まぁ当然といえば当然なのですが、2人名義で建てるなら、私の実印も必要ですよ、と。だもんで今日はんこ屋さんに行ったんですよ。
そしたらまぁあるわあるわ……。
最初はね。最初は「実印なんて一生の間に2~3回しか突かないモンなんだから、何だって良いんだよ。安けりゃ」とか思ってたんですよ。
ところが私はメッチャ優柔不断な人で、1人ではろくに買い物も出来ないような奴なもんですから、考えてたらどのハンコにすればいいのか全く分からなくなってしまいまして……。
だってね。一番安いレベルのハンコにしてもね、琥珀樹脂は透明で模様も入ってて可愛いし、オランダ水牛は茶がかったグレイで、筋模様が木目のようで可愛いし、楓の木(圧縮加工済み)も暖かみがあって可愛いし、高くなれば高くなるだけやれ瑪瑙だ、やれムーンストーンだ、やれローズクォーツだって可愛いの目白押しなんですよ!!
で、1時間くらい悩んでしまいました……。
ハンコ社会なんてなくなってしまえばいいのに……。